冬の風物詩!寒い季節フランス・パリおすすめの楽しみ方

皆さん、冬のフランス・パリと言えばどのようなイメージを持っていますか?

北海道とほぼ同じ緯度に位置するフランスは、冬になると気温がグッと下がるとても寒い地域

その寒さ故に冬には観光客の数が減ってしまうとも言われますが、“冬ならではのフランスの楽しみ方”もたくさんあるんです。

お正月を過ぎてから旅費が安くなると言われているヨーロッパ諸国。ぜひフランス旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

今回はそんな冬のフランスならではの魅力について、実際にパリに住むパリジェンヌたちだけが知っている楽しみ方や穴場スポットについてご紹介します。

1 フランス・パリのイルミネーション

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フランス・パリの冬の風物詩と言われているイルミネーション。そのキレイな夜の街並みから「光の都」と呼ばれることもあるんです。

パリの冬は日照時間はとても短く、午後4〜5時くらいになる辺りはまっ暗。

もしかすると、パリ市街でたくさんのイルミネーションを見ることができるのは短い日照時間と関係があるのかもしれませんね。

パリの有名観光地である”エトワール凱旋門”から伸びる「シャンゼリゼ通り」はイルミネーションがとてもキレイな大通り

その他にもモンテーニュ通りやコンコルド広場、マドレーヌ寺院前などでも、大掛かりで意匠を凝らしたイルミネーションを楽しむことができます。

早いところでは11月からライトアップが始まり、クリスマスから年末に向けどんどん色鮮やかに彩られていくパリの街並み。

年明けの1月上旬ぐらいまでは美しいイルミネーションを見ることができるのでぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

2 フランスはどれくらい寒い?服装のポイントとは

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冬のフランスの気候は東京に比べるとずっと気温が低く、日本でいう北海道や東北地方の気候に似ています。

“雪があまり降らない東北のような気候”と言えばイメージしやすいのではないでしょうか。

その寒さをより際立たせてしまっているのが石畳でできた道路。見た目では美しく異国情緒のある石畳も、実際歩いてみると足元がかなり冷たく感じてしまうんだとか。

本格的に冬を迎えたフランス・パリを訪れるのなら、コートやセーターといったアイテムは必須

また、ヨーロッパ諸国は日本よりずっと乾燥した地域なのでハンドクリームやリップクリームを持ち歩くなど、「乾燥対策」にも気を配った方がよいかもしれませんね。

体感では実際の気温よりずっと寒く感じてしまうフランス・パリを訪れる際は、事前にしっかりと防寒対策をしていくことをおすすめいたします。

3 冬にだけ楽しめるおすすめスポット

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3-1 コンコルド広場の観覧車

一度でも寒い季節のパリを訪れたことのある方は、もしかすると“コンコルド広場と言えば観覧車”というイメージを持っていませんか?

実はコンコルド広場にある観覧車は移動式。11月から翌年2月までの冬の期間限定で設置されていますが、夏になるとパリ1区にあるチュイルニー公園に移動してしまうんです。

この時期のイルミネーションの美しさについては前述しましたが、コンコルド広場の観覧車から見下ろすことのできる夜景もとてもキレイなんです。

ライトアップされたエッフェル塔やノートルダム大聖堂など、この期間だけできる贅沢な体験を味わってみてはいかがでしょうか。

3-2 ソルド(Soldes)楽しむ

ソルドとは夏と冬に年2回開催される大型のバーゲンセール

冬に開催されるソルドはおおよそ1月の前半から2月の中旬までの約6週間と、割と長い期間行われているんです。

少し変わっているのが日程の決め方。公平性を出すためソルドの日程は政府によって毎年定められているんだとか。

セールの開催時期について政府から指示があるなんて日本では考えられないことですよね。

ソルベはお正月お買い物を楽しむ場として、パリジェンヌたちも心待ちにしているイベントと言われています。

4 冬に定番となるフランスの食材

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4-1 牡蠣は冬の定番

フランスの冬、特にクリスマスや大晦日などのたくさんの人が集まるパーティでは”海鮮料理”が定番と言われています。

その中でも特にフランスの人たちにとって馴染み深く、人気のある食材が”牡蠣”なんです。

フランスの牡蠣は日本の牡蠣に比べ小粒であっさりとしており、”いくらでも食べれてしまう”とパリジェンヌたちの間でも大人気の食材。

牡蠣の食べ方はそのまま”生”の状態で食べるのがほとんど。レモンや無塩バターを乗せて白ワインと一緒に食べるのがフランス流と言われています。

4-2 マロン・ショーで買う焼き栗

フランスの”マロン・ショー”というものをご存知でしょうか?

マロン・ショーとは焼き栗屋台のこと。冬のフランスでは焼き栗の入った紙袋を片手に歩くパリジェンヌを多く見かけるんだとか。

10月から12月の秋から冬にかけ、観光地を中心とした人通りの多い場所に現れるマロン・ショー。

甘すぎずホクホクとした素朴な味わいのマロン・ショーの焼き栗は、この季節の風物詩として人気なんだとか。

まとめ

本日は冬ならではのフランスの楽しみ方についてご紹介してきました。

気温がとても低くなるフランスの冬は観光するタイミングとしてはどうしても敬遠されがち。

ただ、イルミネーションや大規模なバーゲン(ソルド)でお買い物ができたりと、この季節にしか味わえないこともたくさんあります。

もちろんフランスのクリスマス(フランス語では”ノエル”)に参加してクリスマスマーケットなど、現地の雰囲気を味わうのもよいかもしれませんね。

冬はヨーロッパの旅費も少し安くなる狙い目の季節。ぜひ本記事を参考に冬のフランス・パリ旅行を計画してみてはいかがでしょうか。

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