簡単セルフチェック!肌年齢を若返らせる5つの習慣とは?

加齢によるお肌の老化はどうしても避けられないものです。

特にシミ、シワ、たるみ、吹き出物など年を重ねるごとにお肌の悩みは増えていく傾向にあります。

そんな時にぜひ参考にしていただきたい指標の1つが「肌年齢」です。

エイジングケアにおいて、自分の肌年齢に合ったケア方法を選択することはとても大切。

肌年齢が高いのにも関わらず、若い頃と同じスキンケアをしていては十分な効果を実感することができない可能性があるからです。

そこで今回は、肌年齢とはどのようにして決まるのかと言ったその概要を中心に、肌年齢を老化させる原因や対策に至るまで詳しくご紹介いたします。

 

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1 そもそも「肌年齢」って何?

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「肌年齢」とは、書いて字のごとく自分自身のお肌の年齢のことです。

基本的に肌年齢は、スキンケア商品を取り扱う専門店などの店頭に置かれている測定器(スキンアナライザー)によって測ることができます。

例えば、実年齢よりも肌年齢の方が若ければ、それは同じ年代の平均と比べてお肌の状態が良好であるという意味です。

逆に、肌年齢が実年齢よりも上の場合は要注意。同年代の平均と比べてお肌の老化スピードが早い可能性が考えられます。

実年齢を基準にした時に肌年齢の方が高いのか、それとも低いのかを把握することによって、今後のスキンケアの方法を考え直す手がかりになってくれることでしょう。

2 肌年齢を決める4つの基準

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では具体的に肌年齢はどのような基準によって決まるのでしょうか?

一般的なスキンアナライザーの仕様によると、肌年齢は主に以下の4つの要素によって決まるものと考えられています。

2-1 水分量

肌年齢を決める上で重要になる1つ目のポイントは、肌自体の持つ水分量です。

人間の肌細胞は若ければ若いほど、たくさんの水分を細胞内にキープすることができると言われています。

例えば生まれて間もない赤ちゃんの肌は、しっとりとモチモチした肌触りですよね。これは肌細胞が若く、肌の持つ水分量が多いからです。

逆に肌細胞の老化が進むほど、水分を保持できる量が徐々に少なくなっていき、やがて乾燥肌を引き起こすと言われています。

2-2 油分量

次にポイントとなるのが、肌の油分量です。

この油分量は年齢が若い頃ほど多くなる傾向があると言われています。例えば10〜20代の頃は、顔のTゾーンを中心にテカってしまう方も多いですよね!

一方で年齢が高くなればなるほど、肌の油分量も減っていく傾向にあります。

この点については、肌の水分量と同じです。

2-3 弾力(お肌のハリ)

肌の弾力(ハリ)も、肌年齢を決める上で重要なポイントの1つ。

肌に圧力を加えた時に、押し返す力が強ければ強いほどハリのある肌と言えるでしょう。

逆に軽い圧力でもすぐに跡が残ってしまう場合は、肌の弾力が徐々に低下しはじめている証拠です。

2-4 メラニン量

肌年齢を決定づける最後のポイントは、メラニン量です。

メラニンとは、皮膚にある黒褐色色素のこと。

ここまで紹介してきた肌の水分量、油分量、弾力といった項目はいずれも手で触れたり目視の範囲で確認できるものでした。

一方で、このメラニン量に関しては自力で確認することはできず、原則として専用の測定器を使う必要があります。

外見上はシミひとつない綺麗な肌のように見える方でも、実際はメラニン量がとても多いというケースもよくあるようです。

3 肌年齢を老化させる主な原因は?

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肌年齢を老化させてしまう原因は実にたくさんあります。

中でも主な原因として考えられているのは、以下の3つです。

3-1 紫外線

紫外線(UV)は、肌年齢を老化させる最も大きな要因の1つです。

晴天の日はもちろんですが、たとえ曇りの日であっても紫外線は少なからず地上に届いています。

普通に生活しているとあまり気にならないかもしれませんが、毎日浴びる紫外線量が多くなればなるほどお肌へのダメージは大きくなっていくのです。

やがて蓄積されたダメージは、シワ、シミ、たるみとなって徐々に目に見える形で表面化してきます。

3-2 不摂生な食生活

不摂生な食生活もまた、肌年齢を老化させる要因の1つとして考えられています。

例えば毎日ジャンクフードや脂っこいものばかりを摂取していると、肌の油分量が増加してしまい、テカリやニキビなどを引き起こしてしまうことも…。

また体の必要な栄養素(ビタミン群、タンパク質など)をしっかりと摂取しないと、肌のターンオーバー(新陳代謝)が正常に行われなくなってしまう可能性もあります。

3-3 運動不足

一見すると関係ないようにも思えますが、運動不足もまた肌年齢を老化させてしまう原因の1つ。

運動不足によって筋力が低下し体全体の血行も悪くなることで、せっかく摂取した栄養を体の隅々まで送り届けることができなくなってしまいます。

その結果として肌のターンオーバー周期が乱れ、新しい肌細胞がしっかりと生成されなくなることで、肌の老化が進むと考えられているのです。

日頃からデスクワーク中心で慢性的な運動不足に陥ってしまっている方は、特に注意した方が良いでしょう。

4 肌年齢が若い人に共通している5つの習慣

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実年齢よりも肌年齢の方が若いという方は少なからずいらっしゃいます。

ではそのような美肌の持ち主たちに共通している習慣とは一体何なのでしょうか?

4-1 紫外線対策

肌年齢が若い方の多くは、日頃からしっかりとした紫外線対策を行なっている傾向にあります。

前述した通り、紫外線は私たちの肌を老化させる最も大きな要因の1つです。

特に紫外線の中でも「紫外線A波(UVA)」は、波長が長いため肌の奥深くにある真皮層まで到達しやすいと言われています。

真皮層まで到達したUVAが徐々にコラーゲンを変質させることで、シワやたるみを引き起こしてしまう可能性も…。

日焼け止めクリームをはじめとした対策グッズを活用して、紫外線による肌へのダメージを少しでも減らす努力をすることが大切です。

4-2 適度な運動

適度な運動は、お肌の健康にとっても非常に大切なことです。

特に筋力の低下に伴う全身の血行不良は、ターンオーバー周期を乱し、肌の老化を進行させてしまう可能性もあります。

もちろん、無理をしてハードなトレーニングをする必要は全くありません。とにかく大切なのは、心地よい汗をかける程度の運動を継続的に行うことです。

運動による血行促進は、あくまで心拍上昇による一時的なもの。

たとえ20分程度の運動であっても毎日継続して筋力をアップさせ、基礎代謝を向上させることが重要です。

4-3 抗酸化作用の高い食物の摂取

肌年齢の若い方の多くは、ポリフェノール、ビタミンE、βカロチン、を始めとした抗酸化作用の高い栄養素を含んだ食物を日常的に摂取しています。

抗酸化というのは、ひと言でいってしまうと「活性酸素を無害化する」という意味です。

私たちの体は酸素を取り込んで生命を維持していますが、その際、吸い込んだ酸素のうち2〜3%は「活性酸素」というものに変化していると言われています。

活性酸素は体の免疫を維持する上で非常に重要な役割を担っているものの、過剰に生成されると今度は正常な細胞をも攻撃し始めてしまう可能性があるのです。

緑黄色野菜をはじめ、果物、ナッツ類などにも抗酸化作用の高い栄養素が多く含まれていると言われています。これらの食べ物を日頃から適量摂取する習慣をつけることも大切です。

4-4 こまめなスキンケア

体の内側だけでなく、外側からアプローチすることも大切です。

日頃からこまめなスキンケアを行なっているかどうかが、10年先、20年先の肌年齢を大きく左右します。

お風呂上がり、洗顔後などはそのまま放置するのではなく、しっかりと化粧水で肌のキメを整えた後に乳液等使って優しく保湿してあげましょう。

近年は余計な化学成分などを配合していないオーガニックな化粧品が流行っています。しかし肌のことをしっかりと考えるのであれば、必要に応じて年齢肌用のスキンケアグッズを使うことも大切です。

自分の年齢にあったスキンケアアイテムを選択し、こまめなお肌の手入れを心がけましょう。

4-5 十分な睡眠

若々しい肌を手に入れるためにも、睡眠は決して欠かすことはできません。

睡眠不足はお肌の大敵!なんて言われたりしますよね。

実は私たちの肌細胞は、寝ている間に細胞分裂を繰り返し再生していきます。つまり睡眠時間が減ると、新しい肌細胞が作られにくくなってしまうのです。

肌のターンオーバーを正常な状態にするためにも、毎日最低でも7時間以上の睡眠時間は確保するようにしましょう。

5 自分の肌年齢を知る方法は?

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自分で簡単に肌年齢を確かめる方法として、「1円玉を肌に30秒押し当てて、跡の残った時間から肌年齢を推測する」というものがあります。

しかしこの方法はあくまで簡易的なチェック方法に過ぎません。

自分の肌年齢をより正確に知るのであれば、以下の2つの方法がおすすめです。

5-1 スマホアプリを使う

最近ではスマートフォンのアプリで簡単に肌年齢をチェックすることができます。

アプリによって多少性能は異なりますが、基本的にはインカメラで自分の肌を撮影するだけで、水分量、油脂量、毛穴の状態などを分析し肌年齢を算出してくれるものが多いようです。

気になる方は、お手元のスマートフォンからアプリストアを開き「肌年齢」と入力して検索してみてくださいね!

5-2 専門店のスキンアナライザーを利用する

自分の肌年齢を正確に知りたいのであれば、専門店に置いてあるスキンアナライザーと呼ばれる専用の測定器を使った方が良いでしょう。

肌のプロフェッショナルであるスタッフさんが、測定器を使って肌の状態と肌年齢を調べたのち、スキンケアに関するアドバイスまでしてくれます。

もちろん全てのお店で置かれているわけではないので、あらかじめ測定コーナーを常設している専門店を調べておくことをおすすめいたします。

自分の肌年齢に見合ったエイジングケアを。

本日は、お肌の状態を示す指標の1つである「肌年齢」についてご紹介しました。

例えば、肌年齢50歳の方が、肌年齢20歳の方と同じケアを行ってもあまり意味がありません。

自分の肌年齢を知ることができれば、その年齢に見合った適切なエイジングケアを行うことができるようになります。

もし気になる方は、スマホアプリを使って簡易的にチェックしてみるのも良いですし、もっと詳しいお肌の状態が知りたい場合には専門店でチェックしてもらうのもアリです。

肌年齢に応じた最適なエイジングケアを選択して、いつまでも若々しく弾むようなお肌の状態をキープしましょう。

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