中央にそびえ立つオベリスク!パリの名所コンコルド広場の魅力とは?

フランスの首都、パリにあるコンコルド広場。

中央にそびえ立つオベリスクや美しい噴水が有名な観光客に人気のスポットです。

また、コンコルド広場からは、あの有名なエッフェル塔や凱旋門など歴史的建造物を見渡すことができます。

そんな素敵なコンコルド広場ですが、この場所には栄華と同時に悲しい歴史も…。

そこで、本日はそんなコンコルド広場の見所や歴史にスポットを当ててご紹介していきたいと思います。

 

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1 コンコルド広場の見所とは?

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パリ8区のチュイルリー公園とシャンゼリゼ通りに挟まれたところに位置するコンコルド広場。

パリの中心的な「シャンゼリゼ通り」の起点として、パリの住民だけでなく、多くの観光客も集まる広場として親しまれています。

また、パリ最大の広場としても有名ですよね。

コンコルド広場の見所といえば、まっすぐにそびえ立つオベリスクや美しい噴水、さらには観覧車もおすすめです。

早速、みていきましょう。

1-1 中央にそびえ立つ圧巻のオベリスク

コンコルド広場の中心には、エジプトのルクソール神殿から運ばれた”オベリスク(クレオパトラの針ともいう)”と呼ばれる古代エジプト期に作られた記念碑が立っています。

フランスとの友好の証として当時のエジプト国王ムハンマド・アリから贈られたこのオベリスク。

その台座や柱には、エジプトのファラオやラムセス2世の治世を褒め称えるヒエログリフ等が刻まれています。

さらに、高さ約22.5mにも及ぶその存在感は、まさに圧巻。

コンコルド広場のシンボル的な存在といえるでしょう。

1-2 特徴的な噴水

コンコルド広場には、オベリスクを挟んで、北と南に2つの噴水があります。

一見、同じように見えるデザインですが、実は異なったものになっていて、南側にある噴水は大西洋と地中海、北側にある噴水はライン川とローヌ川を表しているのだとか。

品のある優雅なデザインは、見る者を魅了するほどの美しさがあります。

また、エッフェル塔やオベリスクをバックに撮影することができるので、訪れた際はぜひ撮影してみてはいかがでしょうか?

ただし冬季には水が凍ってしまうため、噴水がストップされるので注意してくださいね。

1-3 期間限定で設置される大観覧車

コンコルド広場では、期間限定で移動大観覧車が設置されます。

そこから見える景色はまさに絶景の一言。

チュイルリー公園や凱旋門、ルーヴル美術館やエッフェル塔など、パリの主要場所や歴史的建造物を一望することができます。

昼間でも美しいですが、夜にはライトアップされた街並みが広がり、さらに美しい景色を楽しむことができます。

以前は冬季限定で設置されていましたが、最近では、毎年営業期間が違うようで…。

また、大観覧車のデザインや仕様も毎年異なるため、こまめにHPをチェックするといいでしょう。

2 コンコルド広場の悲しい歴史

1755年に、著名な建築家として知られる【アンジュ=ジャック・ガブリエル】によって建設されたコンコルド広場。

当初は、ルイ15世の騎馬像が設置されており、「ルイ15世広場」として呼ばれていました。

祝い事などに使用されることが多く、かの有名なマリー・アントワネットの結婚式の打ち上げ花火が行われたのも、このルイ15世広場だったと言われています。

しかし、1789年のフランス革命勃発により、ルイ15世の騎馬像は取り払われ「革命広場」として改められたのです。

騎馬像に代わりギロチンが設置された革命広場。

かの有名なルイ16世やマリー・アントワネットを始めとする、当時の市民派と相容れなかった1300人以上もの人々が、次々とギロチンによって公開処刑されていったそうです…。

あまりにも残虐な歴史を持つ革命広場は、1795年、恐怖政治の終わりと共に「調和・和合」を意味する「コンコルド」と使い、今のコンコルド広場に改られました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、フランスの首都パリにある「コンコルド広場」をご紹介させていただきました。

あまりにも悲しい歴史をもつ広場でもありますが、それゆえに、景観はとても美しくどこか神秘的な魅力があります。

また、悲しい歴史を知った上でコンコルド広場に訪れてみると、普段とは違った見え方ができるかもしれません。

パリ観光でコンコルド広場の周辺を訪れた際は、ぜひ一度は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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