【パリ観光人気No.1】パリオペラ座(ガルニエ宮)で観光するためのポイント

パリの有名観光地である”オペラ座”。市内中心部からもアクセスしやすい人気スポットの1つです。

日本でも「オペラ座の怪人」の舞台として馴染みがあるので、名前だけでも知っているという人は多いのではないでしょうか。

パリオペラ座は別名「オペラ・ガルニエ」とも呼ばれ、歴史のある豪華絢爛な造りが魅力ですが、初めて行く人は少し戸惑ってしまうポイントがいくつかあるようです。

今回はそんなパリ・オペラ座を観光する時のおすすめ情報や歴史的背景について詳しくご紹介いたします。

 

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1 パリ・オペラ座とは

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1-1 名前の由来や歴史について

パリ・オペラ座の歴史はとても古く、1669年にルイ14世が設立した”王位音楽舞踊アカデミー”という建造物がその起源と言われています。

そこから10数回の移転や改装が行われ、現在のオペラ座は19世紀後半にナポレオン3世の都市改造計画によって建設されたんだとか。

日本では馴染みにある「オペラ座」という名称ですが、実は“ガルニエ宮”や”パレ・ガルニエ”という正式名称があることをご存知でしたか?

これは現オペラ座の設計者であるシャルル・ガルニエ(Charles Garnier)の名前が由来となっているそうです。

1-2 現地で”オペラ座”といえば…

オペラ座(パレ・ガルニエ)ではその名の通りオペラの公演を頻繁に行なっていると思いきや実はそうではないんです。

パリで「オペラ座」といえば2つあり、パレ・ガルニエの他に“オペラ・バスティーユ”が有名

現在ではオペラ・バスティーユの方がオペラの公演が頻繁に行われており、パレ・ガルニエの方では世界最古の歴史を誇るバレエ団の公演がメインに行われているんだとか。

ただ、「どうしてもパレ・ガルニエでもオペラが見たい」という一部の声に応え、小規模なオペラや管弦楽のコンサートは定期的に公演されているそうです。

2 オペラ座への行き方や交通事情は?

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オペラ座(パレ・ガルニエ)はパリ9区にあり、市内から行きやすい観光スポットとも言われています。

9区は別名「オペラ地区」と呼ばれ、デパートや専門店が立ち並ぶ常に観光客で賑わっているエリア

おすすめの移動方法やメトロを使った移動。3・7・8号線と多くの路線が乗り入れている「オペラ駅」からわずか徒歩3分の場所に位置しており市内からのアクセスも抜群です。

オペラ座(パレ・ガルニエ)の目の前を伸びるオペラ通りをのんびり歩いていくと、そのままルーブル美術館にも行くことができるため、観光するにはおすすめのスポット。

ちなみにオペラ・バスティーユはパリ12区にあるので、間違えないように気をつけましょう。

3 オペラ座のおすすめのポイント

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オペラ座(パレ・ガルニエ)を訪れた際、バレエの公演を楽しむのもよいですが歴史的な建造物そのものを楽しむのもおすすめ。

特に内部の造りは豪華絢爛で一見の価値ありです。ここではオペラ座の内装の魅力について見ていきましょう。

3-1 グラン・フォワイエ

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グラン・フォワイエとは入り口の大階段を上ってすぐ突き当たる長さが154mもある回廊こと。

この大階段自体も紹介される機会が多くご存知の方が多いかもしれませんが、初めてオペラ座を訪れた人はまず回廊の豪華絢爛さに目を奪われてしまうんだとか。

18mの高さがある天井には豪華なシャンデリアや天井画、装飾で埋め尽くされており、その煌びやかな雰囲気はどこか「ベルサイユ宮殿の鏡の間」と似たところがあると言われています。

3-2 劇場内にあるシャガールの天井画

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パレ・ガルニエで最も有名なのが劇場内にある天井画ではないでしょうか。

この天井画はフランス人画家、マルク・シャガールによって1962年に描かれたもの。「夢の花束」と呼ばれオペラやバレエ作品、パリの風景が描かれたその天井画はシャガールの最高傑作とも言われているんだとか。

また、天井にはガルニエ自らデザインした巨大なシャンデリアが備え付けられており、豪華さを兼ね備えつつ天井画をうまく引き立てる役目を担っていると言われています。

ちなみに劇場自体は赤と豪華な金の装飾で統一された5階建ての円形ホールになっており、17世紀当時の歴史的な雰囲気を感じさせてくれる造りとなっているそうです。

3-3 劇場以外に実はこんなスポットも

意外と思われるかもしれませんが、パレ・ガルニエにはギフトショップ(お土産屋さん)やレストランが併設されています

ギフトショップでは公演のCDやポストカードなどのお土産を買うことができ、レストランは地元でも人気の創作フランス料理を味わうことができるんだとか。

また併設されている「オペラ座図書館 博物館(Bibliotheque-Musee de l’Opera)」という施設には、1669年以降にオペラ座で上演された演目の楽譜やダンスや歌、音楽に関する資料が収められており、歴史的にも大変価値のある書物を閲覧することができるんだそうです。

4 オペラ座観光では予約が必須

パレ・ガルニエでバレエの公演などを見たい時には事前にチケットの予約をするとこが多いと思いますが、内部を見学する際にも事前にチケットを予約しておくと良いでしょう。

もちろん当日に現地でチケットを購入することもできるので安心してください。

1点注意したいのが、パレ・ガルニエではリハーサルや舞台セットの準備の関係上、急に劇場内の見学が不可になることが多いということ。そんな理由からかパレ・ガルニエは”運”も必要な観光地と呼ばれているんだとか。

また内部を見学するチケットの料金よりバレエなどの公演チケットの方が安い場合もあるため、時間に余裕がある場合は公演も楽しみつつ内部の見学をするのがおすすめです。

まとめ

本日はパリの有名観光スポット「オペラ座」についてご紹介しました。

オペラ座は別名、”ガルニエ宮”や”パレ・ガルニエ”と呼ばれるとても歴史のある建造物。

内装の天井画や豪華絢爛な装飾、趣を感じさせてくれる劇場内の雰囲気は一見の価値ありです。

ちなみにオペラ座では特に厳しいドレスコードはありませんが、公演を見る場合は少しだけ身なりに気をつけた方が安心かもしれませんね。

オペラ座(パレ・ガルニエ)の観光については本記事を参考にしていただき、ぜひ実際に訪れてみてはいかがでしょうか。

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