意外と知らない?ボタニカルの意味やオーガニックの違いについてご紹介

皆さんは「ボタニカル」という言葉をご存知ですか?

日常生活の中で頻繁に耳にする機会があっても、その意味については詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。

なんとなくお洒落なイメージを持っていたり、オーガニックと関係がある言葉と思われがちな「ボタニカル 」。実は定められている基準はとても曖昧なものだったんです。

今回は女性人気が高いボタニカルについて、その意味やボタニカルと名前のついたアイテムの特徴など詳しくご紹介します。

1 ボタニカルとは?

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1-1 ボタニカルの意味

ボタニカルとは英語で「植物の」「植物由来の」という意味があります。

“ボタニカルシャンプー”や”ボタニカルオイル”といった美容アイテムから、ファッションやインテリアなどに幅広く用いられているため、一度は耳にしたことがある人が大半なのではないでしょうか。

例えば、植物由来の成分が配合された化粧品・美容品、自然の草花などをモチーフとしたいわゆる”ボタニカル柄”が使用されているファッションやインテリアのことを「ボタニカル」と表現するのが一般的なんです。

植物には視覚はもちろん香りでもストレスを解消してくれる効果があります。忙しい日々の中に癒しを求めている方にぴったりなのが「ボタニカル」なんですね。

1-2 なぜボタニカルは女性に人気がある?

『ボタニカル女子』といった言葉がSNS上で広まりを見せているほど、私たちの生活に身近なものとなってきているボタニカルのアイテム。

特に女性を中心に受け入れられているのは、ボタニカルの持つ”ナチュラルさ”や “安全性”といったイジージがその理由ではないでしょうか。

ボタニカルの化粧品や美容品は植物由来の成分が配合されているため、”体にやさしい”という特徴があります。また、香りも人工的なケミカルな匂いよりボタニカルのもつ”自然な香り”の方が好まれる傾向にあるんだとか。

また、後述する「オーガニック」の製品と比較すると価格帯がお手頃なのも、人気がある理由のひとつかもしれませんね。

2 「オーガニック」と「ボタニカル」の違い

ボタニカルと似た言葉である『オーガニック』。ボタニカルとどのような違いがあるのかご存知でしょうか。

最も大きな違いは、定められた基準があるかどうかという点。

そもそもオーガニックとは『有機体』という意味を持つ言葉。

化学肥料や農薬を使用していない有機栽培された野菜などを”オーガニック野菜”と呼びますが、オーガニックという名前を名乗るためには厳しい基準を満たす必要があるんです。

また、”オーガニックコスメ”を始めとした美容品・化粧品は上記のようなオーガーニック植物を含んだ製品のことをそう呼ぶんだとか。

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一方、ボタニカルは植物由来の成分が少しでも含まれていれば名乗ることができます。

つまりオーガーニックのように明確な基準は定められているわけではなく、その基準はとても曖昧なもの。その汎用性の高さから幅広いジャンルに展開されているのもボタニカルの特徴のひとつかもしれませんね。

3 代表的なボタニカル商品とその特徴

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ボタニカルと名前の付いた代表的な商品には

  • 食品・飲料品
  • 化粧品
  • シャンプー
  • ファッション関連
  • インテリア

などが挙げられます。

それぞれどのような種類や特徴があるのかについてご紹介します。

2-1 食品・飲料品

自然派な食品や飲料品として人気が高いボタニカル。

ボタニカル食品の代表的なものとして、動物性油脂や素材などを一切使わずフルーツやナッツ類などの植物性の原料のみで作った生クリームなどがあります。

他には、普段の食生活にはかかせない”油”にもボタニカルと呼ばれる商品があるんです。

例えば、植物性のものから作られている私たちに馴染み深いオリーブオイルもボタニカルのひとつ。亜麻仁やアボカド、エゴマを使用した油もボタニカル食品に分類されます。

また、飲料品にもボタニカルと呼ばれる種類があり、代表的なもののひとつが「ボタニカルドリンク」と呼ばれるノンアルコール飲料。

ボタニカルドリンクとは、ハーブやスパイス、ジンジャーなどをビネガーにつけこんで作られたドリンクのことなんです。

アルコールよりは幾分健康的で、甘さが控えめで飲みやすいという特徴があるボタニカルドリンク。少し値段がはるものが多いため、お祝いの席やプレゼント用としてご用意してみてはいかがでしょうか。

2-2 化粧品

植物由来の成分が豊富に含まれているボタニカル化粧品も人気アイテムのひとつ。

一般的に市販されている化粧品はキレイにお化粧ができる反面、お肌にダメージを与えてしまう成分を含んでいる場合もあるんだとか。

一方ボタニカル化粧品は植物由来の成分が多く含まれているため、お肌にとても優しいのが特徴となっています。

今使っている化粧品との相性が悪い、お肌のダメージが気になってきたという方はボタニカルな化粧品を試してみてはいかがでしょうか。

2-3 シャンプーやヘアケア商品

ボタニカルシャンプーも女性に人気のトレンドアイテム。

植物由来の成分を含んでいるため頭皮や髪の毛に優しく、髪がパサつきや広がりが悩みという方に特におすすめなんです。

また、ヘアオイルやヘアミルク、ヘアトリートメントと言った”ヘアケア商品”にもボタニカルなアイテムがたくさんあります。

成分はもちろん、植物が持つ自然な豊かな香りを魅力なボタニカルのアイテム。気分やコンディションに合わせてボタニカルシャンプーを使い分けてみてはいかがでしょうか。

2-4 ファッションアイテム

いわゆる『ボタニカル柄』と呼ばれる植物をモチーフにしているボタニカルのファッションアイテム。

ボタニカル柄は落ち着いた大人っぽい雰囲気を出したい時おすすめの柄。

洋服だけでなく、小物やネイルにも人気なボタニカル。ご自身にぴったりなポイントにボタニカル柄を取り入れてみてはいかがでしょうか。

2-5 インテリア

ボタニカル柄インテリアアイテムや、植物そのものをインテリアとして取り入れるのもボタニカルのひとつ。

例えば、部屋のレイアウトの中で目につくところにお気に入りの観葉植物を置いてみたり、カーテンやカーペットなどをボタニカル柄を取り入れる、家具自体にそのまま木を削り出したようなデザインのアイテムを取り入れるなど…。

日々の暮らしの中にボタニカルを取り入れることでより気分が落ち着き、よりリラックスさせることができるかもしれません。

ボタニカルには明確なルールがないため、自身の部屋の雰囲気や好みに合わせてボタニカルアイテムをインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は「ボタニカル」ついてご紹介してきましまた。

ボタニカルとは「植物の」「植物由来の」という意味を持つ言葉。

植物由来の成分が含まれている化粧品や美容品、”ボタニカル柄”と呼ばれる植物の柄を取り入れたファッションやインテリアなど、ボタニカルとひとことで言っても活用されるている場面はとても幅広いものなんです。

ただ化粧品や美容品など、植物由来の成分量の定義などは明確な基準がなく曖昧。同じように安全性やナチュラルといったイメージのある「オーガニック」と混同されがちですよね。

ボタニカルのアイテムは日常生活の何気ない暮らしの中に取り入れることで身も心も豊かにすることができます。

今まであまり触れ合ってこなかった方はもちろん、今までとはちょっと違った楽しみ方をしてみたいという方もぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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