アンチエイジングは女性にとって関心が高いテーマですが、その中でも特に注目されているのがほうれい線対策。
加齢とともにどうしてもシワが目立ってきてしまいがちなほうれい線は、見た目以上に老けて見られてしまう原因の1つとも言われています。
だた、なぜほうれい線が目立ってしまうのかその原因についてはそれほど知られていないのではないでしょうか。
本日はほうれい線について、加齢とともに目立ってしまう原因から予防やケアの方法まで詳しくご紹介していきます。
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目次
1 ほうれい線ができる仕組みとは?
ほうれい線は鼻の両側から口角にかけて伸びるライン。笑ったり表情が動いた時によりくっきり浮き出て見えるのが特徴です。
特に20代から30代にかけて徐々にシワが目立ち始めることが多く、薄くしたいと感じている女性も多いんだとか。
しかし、ほうれい線の正体は実は”シワ”ではないんです。
よく勘違いされがちですが、ほうれい線とは加齢によって下がってきた頬のたるみが原因で出来てしまうラインのこと。
年齢を重ねるにつれどんどんほうれい線が深くなっていくのは、お肌のたるみと関係していたんですね。
2 ほうれい線が目立ってしまう原因は?
ほうれい線が頬のたるみから発生していることについて「そもそもたるみはどのように引き起こされるのか?」や、他にもあるほうれい線が目立ってしまう原因ついて見ていきましょう。
2-1 真皮が衰えてしまう
そもそも頬がたるんでしまうのは真皮の衰えが原因と言われてます。
真皮とは表皮と皮下組織の間にある部分。約70%はコーラゲンなどで構成されており、もう1つの構成要素である弾性線維(エラスチン)という物質が肌に弾力やハリを与える働きをしているそうです。
この真皮は紫外線や乾燥の影響でその構成要素であるコラーゲン、エラスチンが変形または減少してしまうんだとか。そうすると真皮自体が衰え、肌の弾力やハリが失われてたるみを引き起こしてしまいます。
つまりほうれい線の原因であるたるみとは、紫外線を受けたり肌が乾燥することが引き金となり真皮が衰え、肌の弾力が失われ頬のたるみを引き起こしてしまうというサイクルになっていたんですね。
2-2 表情筋の衰え
顔の表情を変えるための働きをもつ筋肉である表情筋が衰えることもほうれい線が目立ってしまう要因の1つ。
そもそも普段の生活の中で表情を動かすために使われる表情筋は全体の3割程度と言われています。
加齢により表情筋が衰えていく一方で、よく使われる筋肉とあまり使われていない筋肉との差がどんどん出てしまい表情筋のバランスが崩れていくことも、結果的に表情筋をたるませてしまう原因になってしまうそうです。
2-3 皮下脂肪が増えすぎてしまう
表皮、真皮の下の最下層にある肌組織である皮下組織。ここには多くの脂肪が蓄えられており、普段は肌と骨をつなぐ働きを担っています。
ただし、体重の増加によって皮下脂肪の肥大が進みすぎてしまうと、真皮に悪い影響を与え肌の弾力やハリを奪ってしまう原因となってしまうんだとか。
一方、皮下脂肪を適切な量に保つことでアディポネクチンという美肌因子が分泌され、真皮のコラーゲンの合成を促すなど良い影響を与えてくれるそうです。
つまり、皮下脂肪を必要以上に蓄えないことがたるみの予防にも繋がるというわけなんです。
3 なぜ朝の方がほうれい線が目立ってしまうのか?
朝起きて鏡を見た時、ほうれい線がいつもよりはっきりと見えてしまうように感じた経験はありませんか?
朝の方がほうれい線が目立ってしまうには2つの原因があると言われています。
1つは「乾燥」。寝ている間は約500mlの汗をかくと言われており、起きた時は肌が乾燥しがち。
前述しましたが乾燥は真皮の弾力やハリを奪い、頬のたるみを強調させてしまう要因となってしまいます。
2つ目は「寝ている時の姿勢」。頬を枕に押し付けるなど、一定方向に長時間力を加え続けてしまうとほうれい線が深くなってしまうと言われています。
特にうつ伏せの体制で普段から寝ている人は要注意。可能な限り仰向けで寝ることがほうれい線の予防に繋がるのでおすすめです。
4 ほうれい線を目立たなくする予防とケアについて
4-1 リンパマッサージと表情筋を鍛える
ほうれい線を目立たなくするには表情筋を普段から動かすように心がけることやリンパをマッサージが有効です。
だだし、乾燥や加齢で硬くなってしまった肌を強くマッサージしたり過度に表情筋を動かすと、肌を傷つけてしまい逆にほうれい線がさらに目立ってしまうことになるので注意が必要。
リンパマッサージはフェイスラインから首のあたりの肌を優しく撫でるように圧をかけるイメージで行います。滞った老廃物や血行を促すようにことで皮膚のたるみ予防に効果的と言われています。
4-2 UVケアと保湿ケア
前述した通り、紫外線と乾燥はたるみを引き起こす要因となってしまいます。
肌のたるみの予防では、日焼け止めクリームを使用した紫外線対策や化粧水やクリームを使った保湿対策など、日常的に行うスキンケアがとても重要な役割を果たしてくれます。
また保湿効果や肌のハリを保つために有効と言われているシートマスク(フェイスパック)は、瞬時にほうれい線を目立たなくする効果があると言われておりおすすめです。
4-3 ビタミンCの摂取
真皮にあるコラーゲンやエラスチンと行った成分を増やし、変形を防ぐこともほうれい線対策には有効なんだとか。
おすすめなのが、ビタミンC誘導体を配合したクリームや美容液。これらの化粧品はたるみに有効な物質の作用促進を促し、体の内側から肌のたるみを予防することができます。
他にも抗酸化作用や血行促進効果が期待できるビタミンEが配合された化粧品もおすすめ。ぜひ普段のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
本日は女性が気になるほうれい線とその対策についてご紹介しました。
ほうれい線は加齢とともに発生するシワと勘違いしている人も多いようですが、実は頬のたるみが原因でできてしまうラインのこと。
肌のたるみ自体は加齢もそうですが、紫外線や乾燥肌、表情筋の衰えなど様々な要因によって進行してしまいます。
普段からのスキンケアはもちろんのこと、リンパマッサージや内側からたるみ予防に効果がある成分が配合された化粧品を使用するなど、ほうれい線が深くならないように予防することが大切です。
最近なんだかほうれい線が気になり始めたという方は対策を初めてみてはいかがでしょうか?