皆さんは目のクマに悩まされた経験はありませんか?
どれだけお肌をキレイに保っていたとしても、クマがあるだけで不健康そうな印象を与えてしまいます。
睡眠不足や疲労がクマの原因と思われがちですが、実のところ詳しい対策についてはあまり知らないという方も多いのはないでしょうか。
今回は、特に女性の方が悩みがちと言われている目のクマの原因や対策について詳しくご紹介していきます。
目次
1 目のクマの種類
目の下や周りが黒ずんでいるような状態を”目にクマができている”と表現しまが、その由来は歌舞伎の「隈取り」であると言われています。
実はそのクマにもいくつか種類があり
- 黒クマ
- 茶クマ
- 青クマ
この3種類に分類されています。
それぞれのクマの特徴や、発生の原因・対策について詳しく見ていきましょう。
2 黒クマとは?
2-1 黒クマの症状と原因
目の下が黒ずみ、皮膚がへこんだような状態が特徴の「黒クマ」。その原因は、加齢による皮膚のたるみと言われています。
そもそも皮膚のたるみはコラーゲン不足や筋肉の衰えによる脂肪の突出してしまうことで起こってしまうんだとか。
例えば、デスクワークやスマホを長時間操作することによる眼精疲労によって目の周りの筋肉が重くなってしまうことで垂れ下がり、皮膚がたるみができてしまうなんてことも。
黒クマは皮膚がデコボコでしてしまい、お化粧でも隠しにくく目立ってしまうのが厄介なところ。セルフチェックする場合、目の下を引っ張ったり、上を向いた時にクマが消えるクマは黒クマと言われています。
2-2 黒クマの対策と予防
筋肉の衰えによる”皮膚のたるみ”が黒クマの原因となる場合が多く、目の周りの筋肉を鍛えることが黒クマ対策には効果的と言われています。
目の周り、眼球を囲むようついている筋肉は「眼輪筋」と呼ばれ、まぶたとも繋がるようについています。
具体的にはこの眼輪筋が衰えてしまうと黒クマが出てしまうと言われています。また、目が小さく見えてしまったり表情そのものに影響があるんだとか。
つまり、眼輪筋を鍛え、疲労を回復させるためのマッサージを行うようにすれば黒クマを解消するためには効果的。
例えば、目をギュッと閉じて5秒経ったらゆっくりと開けるだけでも眼輪筋を鍛えることができます。また、目に疲労感を感じた時に行うとマッサージ効果も期待できるんだとか。
眼輪筋を鍛える方法は時間や場所を選ばず、特別な機器を使用せず行えることがメリットのひとつ。ぜひ黒クマが気になる方は、上記の方法を習慣づけてみてはいかがでしょうか。
3 青クマとは?
3-1 青クマの症状と原因
血行不良が原因と言われ、目の下が青っぽく変色してしまう「青クマ」。
目の下の皮膚はその薄さがわずか0.6ミリととても薄く、ほんの少し不調があるだけでも目立ってしまうんだとか。
血行不良が起きてしまう原因には以下が挙げられます。
- 睡眠不足
- 眼精疲労
- 食生活の乱れ
- ストレス
- 冷え
上記のような理由により眼球周りの毛細血管の流れが滞ってしまい、目の下に青っぽいクマ、いわゆる”青クマ”ができてしまうんです。
そもそも血行不良自体、貧血などの症状を引き起こしてしまう可能性があります。青クマができてしまうことはつまり、”体が不調であるサイン”と認識しておいた方がよいかもしれませんね。
3-2 青クマの対策と予防
青クマの対策は、血行不良の改善をすることが大切。
例えば、温かいタオルなどで目元に当てるだけでも血行促進に効果があると言われています。
ここでは血行不良を改善し、青クマ対策に効果的な方法について見ていきましょう。
3-2-1 冷えの改善
血行不良の原因のひとつである「冷え」。
冷えの対策ではとにかく体を冷やさないようにすることが大切です。例えば温かい飲み物を飲むように心がけたり、入浴をシャワーで済まさず、湯船に浸かり体を温めるとよいでしょう。
また、湯船で体を温めることは良質な睡眠を得るためにも効果があると言われています。しっかり湯船に浸かることは、血行不良の原因のひとつである睡眠不足の解消にも繋がるんです。
3-2-2 食生活の改善
ついつい乱れてしまいがちな食生活ですがまずは朝・昼・晩、3食しっかり食事をすることが大切です。
また、糖質・脂質を取りすぎるなどコレステロールが高い食事を続けてしまうと、血液がドロドロになってしまいます。血液循環を促す成分が豊富と言われる、緑黄色野菜や魚、豆類を意識して摂取することが効果的なんです。
栄養補給のコントロールが難しいという方は、栄養を補うサプリメントを取り入れてみるのもよいかもしれません。
3-2-3 ストレスや運動不足の改善
「ストレス」や「運動不足」も血行不良の原因のひとつ。
日々の生活に軽いストレッチなどの運動を取り入れたり、アロマや半身浴などでリラックス効果を高めることもおすすめです。
青クマ気になる場合、まずは日々の生活習慣から気をつけてみてはいかがでしょうか。
4 茶クマとは?
4-1 茶クマの症状と原因
茶クマは色素沈着が原因となって引き起こされるクマの一種。
お肌の色素沈殿は、摩擦や紫外線によるダメージによって引き起こされると言われています。
例えば、洗顔時に強く擦りすぎてしまったり、花粉などのアレルギー症状によって引き起こされる痒みにより目を擦ってしまうこと、また先天的な症状であるアトピーなどがメラニンを沈着させ、茶クマの原因となってしまう場合も。
茶クマのセルフチェックを行う時は、目の下を引っ張ってみてください。クマが消えずに残ってしまう場合は茶クマである可能性が高いと言われています。
4-2 茶クマの対策と予防
茶クマ対策には、まず上記で記述した通り”摩擦”と”紫外線”を避けること。
まずは、洗顔時にはゴシゴシと擦りすぎないようにする、外出時には日焼け止めを塗るなど紫外線対策を行うことが大切なんです。
また「ターンオーバー」の周期を正常にし、お肌の環境を整えるのことも茶クマ対策には効果的と言われています。
そもそもターンオーバーとはお肌の新陳代謝のこと。お肌の古い角質が新しい角質へ入れ替わる周期のことをそう呼びますが、ターンオーバーが乱れてしまうとさまざまな肌トラブルの原因となってしまうんだとか。
ターンオーバーを整えるのに大切なのはまずお肌の「保湿」。お肌が乾燥しないようこまめなケアを心がけるとよいでしょう。
また、お肌の有効成分と言われるビタミンC誘導体が含まれたケア製品を取り入れたり、レモンやキウイといった食事から摂取することも、ターンオーバーを整えるためには有効なんだとか。
茶クマは黒クマや青クマと異なり、血行不良や眼精疲労が原因ではありません。そのため、過度なマッサージなどを行うと逆効果となってしまう場合もあるので注意するようにしましょう。
まとめ
今回は目の下のクマについてご紹介しました。実はクマと一言でいってもその種類は1つではありません。
生活習慣が原因となる”黒クマ”と”青クマ”や、お肌トラブルが原因となる”茶クマ”など種類によって原因や対策は異なるんです。
クマは体の不調を表すバロメーターとも言われているため、生活習慣の改善やお肌のケア飲み直しなど根本的な対策が必要になってくるかもしれません。
目の下のクマに長年悩まされている方は、ぜひ本記事を参考にケアや対策を行ってみてくださいね。