もちもちで柔らかな食感!フランスのお菓子「クラフティ」とは?

 

 

 

日々の息抜きやご褒美にぴったりなものといえば何といってもスイーツですよね。

皆さんはフランスの伝統菓子のひとつ「クラフティ」をご存知でしょうか?

あまり聞き馴染みのない人が多いかもしれませんが、実は「クラフティ」はフランスでは定番のスイーツ。最近では日本のカフェなどでも提供しているお店が増えてきているんだとか。

そこで今回はクラフティについて”どのような特徴をもったお菓子なのか?”詳しいレシピとともにご紹介していきます。

1 クラフティってどんなスイーツ?

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1-1 そもそもクラフティって?

クラフティとはフランス中部にあるリムーザン地方で生まれたお菓子。

1864年にはすでにリムーザン地方で作られていたという記録が残っており、19世紀末を境にフランス全土に広まった伝統のあるお菓子なんです。

フラン液、別名アパレイユと呼ばれる卵に砂糖、牛乳、卵、小麦粉を混ぜ合わせた液にフルーツを入れ、お皿やスキレット、ケーキ型などに流し込んで焼き上げて作るのがクラフティ。

もちもちとして柔らかく、ちょうどケーキとプリンの中間を思わせる食感が特徴なんです。

1-2 クラフティに入れるフルーツは?

生地に果物を入れて焼くクラフティ。もともとの伝統的な作り方では種の入ったままのさくらんぼをいれるのが主流なんだとか。

ただ、今ではさくらんぼに限らず旬の果物を入れたクラフティの種類もたくさんあります。

例えばりんごや梨、オレンジ、いちごやブルーベリー、バナナや桃など…。シロップをしっかりきって使えば、缶詰の果物を入れることもできるので家庭でも簡単にクラフティを作ることができます。

ぜひ好みの果物でクラフティ作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

1-3 タルトやフラン、ファーブルトンとの違いは?

クラフティと材料や調理方法が似ているスイーツがいくつかあり、その違いについてご存知ない方が多いのではないでしょうか。

例えばザクザクとした生地が特徴のタルトや卵や牛乳、砂糖といったクラフティと同じ材料で作るフランなど…地域によってはタルト生地を使用したクラフティもり、その違いがどこにあるのか混乱してしまいますよね。

タルトとクラフティの違いについて、その食感の違いから区別することはさほど難しくないかもしれません。ただし、タルトとタルト生地を使用したクラフティについては厳密にその違いを説明するには難しいと言われています。

またフランの中にもクラフティに似た様な種類がありますが、一般的なフランはクラフティよりも柔らかめで、中に何も入っていないシンプルなものを指すことが多いそうです。

他にも、クラフティと同様にフランスの伝統菓子と言われているファーブルトンというスイーツもあります。

もっちりとした食感が特徴のスイーツで、瑞々しさのあるさくらんぼなどを使うクラフティに対してファーブルトンはプルーンや干しぶどうなどのドライフルーツが使われるのが特徴。作り方は小麦粉や卵、牛乳などを混ぜ合わせて焼き上げて作るクラフティにとてもよく似た方法なんです。

材料が似ている部分多いこれらのお菓子ですが、ひとつのポイントとして”食感で違い”が特徴的なのかもしれませんね。

2 クラフティはどうやって作るの?

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2-1 家庭でも作れる簡単レシピ

クラフティ作り方はとっても簡単。自宅でもフランスの伝統菓子を味わえるのも魅力的ですよね。

すぐ実践できるおすすめレシピをご紹介します。

  1. 型やスキレットなどにバターを塗って小さく切ったフルーツを入れておく
  2. 卵、砂糖、小麦粉、コーンスターチなどの材料をボウルで混ぜ合わせアパレイユを作る
  3. 混ぜ合わせた材料に牛乳、生クリーム、お好みでお酒を加えなめらかになるまでかき混ぜる
  4. 型に注いで180°ほどに設定したオーブンで30分から40分ほど焼き上げたら完成

2-2 クラフティのアレンジレシピ

簡単に作れるクラフティですが、アレンジレシピもたくさんありますのでいくつかご紹介します。

例えばアパレイユの代わりに「ホットケーキミックス」を使ってよりお手軽に作ることができるレシピ。ホットケーキのアレンジメニューとして、特に小さいお子さんがいる場合にはおすすめです。

カロリーを気にせずスイーツを楽しみたい方には、生クリームをヨーグルトに変えるて作るレシピがよいかもしれません。ヨーグルトは生クリームに比べカロリーが控えめ、また腸内環境を整えてくれる効果も期待できます。

普段は果実をふんだんに使うクラフティも、「野菜やハムなどを使ったおかずレシピ」にチャレンジしてみるものよいかもしれません。果物を野菜に、砂糖を塩に変えるだけで作り方は同じ。パンを添えていつもと一味違ったおしゃれな夕食にしてみては?

最後に、基本の材料を変えることなくいつものレシピに「ちょい足し」するだけのアレンジもぜひ試してみてはいかがでしょうか。

例えばアパレイユにクリームチーズをトッピングした贅沢なレシピ。クリームチーズと相性抜群なブルーベリーを一緒に入れて焼き上げて作るクラフティは、いつもより少しだけ贅沢な気分を味わうことがでるんです。

工夫しやすいレシピもたくさんあるのでぜひご自宅で作ってみてはいかがでしょうか。

3 クラフティにぴったりなお供

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フランスは「カフェの国」と呼ばれるほど、外でお茶をする文化が根付いている国のひとつ。

ただ実際には、ケーキや今回ご紹介したクラフティなどはカフェで食べるよりも自宅に持ち帰って食べるフランス人が圧倒的に多いと言われています。

クラフティはフルーツを使った甘みのをしっかり感じることのできるスイーツ。コーヒーやストレートティーと一緒に食べることで、甘みが調和され美味しさを楽しむことができるんだとか。

フランスのカフェで定番のメニューといえばエスプレッソ。他には紅茶やハーブティーなどもよくカフェで飲まれるメニューです。

日本でクラフティを召し上がる際は、ぜひエスプレッソや紅茶、ハーブティーと一緒に召し上がってフランス流の楽しみ方を感じてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はフランスの伝統菓子「クラフティ」についてご紹介しました。

クラフティはとても簡単に作ることができるのが魅力的。

卵に砂糖、牛乳、卵、小麦粉を混ぜ合わせた液に果物を入れて焼くだけで完成。材料も準備しやすいものが多くご家庭でもすぐにチャレンジすることができるんです。

また、日本ではクラフティを提供しているカフェも増えてきているので、一度お店でクラフティを味わってみるものよいかもしれませんね。

アレンジレシピもたくさんあるので、ぜひ本記事を参考にご自宅で試してみてはいかがでしょうか。

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